つくね✿部屋

すきなことしか、やらないときめた。

タブラの先生が教えてくれた「続ける人と続かない人の違い」

「タブラ」って、きっと知らない人がほとんどだと思う。

 

 

「タブラ」は、北インドの古典音楽に使われる「打楽器」です。

 

 

2個1セットになってる太鼓で、

指や手のひらで叩いて多彩な音が出せる、

素敵パーカッション。

 

 

1つは木製で高音担当。ドラムでいうスネア的存在。

1つは金属製で低音担当。ドラムでいうバス的存在。

 

 

打面にはヤギの皮が張られてて、

皮の中央に丸くて黒い部分があって、

とにかく、めっちゃいい音なる。やばい。

 

 

もともとインドが好きだったこともあって、

この「タブラ」に出会った瞬間フォーリンラブ。

 

お店の人に、

タブラやりたい!!!買います!!!

 

とは言ったものの、

 

お店に置いてあったタブラが、

本場インドのプロも愛用する最高級ブランド品だった。

(愛用中のギターの2倍はする)

 

 

最初は、お店の人に

「安いのメンテナンスできるから、待ってくれれば用意するで」

って言われて2ヶ月くらい待ったんだけど

 

 

「やっぱ待てない!今すぐ叩きたいし、一生続けるから、高いの買います!」

 

 

ってことで、最高級タブラ買っちゃった。

 

 

念願のタブラを手に入れたものの、

なんせ、マイナーな民族楽器だから

日本では演奏人口が少ない。

 

日本語の教則本なんてもちろんないし、

ネットで検索してもあまり情報がない・・・

 

ヒンディー語、わからんし。

 

独学なんて到底無理いいい・・・

 

やっぱ、誰かに習った方が早い!ってことで

楽器屋さんで定期的に、体験教室やってる先生に弟子入り。

 

 

すでに5回くらいレッスン受けてて

先生は毎回、タブラ以外にも

おもしろくてためになる話をたくさん教えてくれる。

 

 

今日は、その先生が教えてくれた

「続ける人と続かない人の違い」の話。

(※やっと本題)

 

以下、先生の言葉。

『僕は、今まで音楽を仕事にすることを

 

諦めてしまった人たちをたくさん見てきたけど、

 

やっぱり、やる気をゼロか100で考える人は、大抵続かない。

 

プロになるには、10000時間必要だってよく言うけれど、

 

5年間で達成しようと思ったら、1日に6時間くらいやらなきゃいけない。

 

そこまで好きなことだったら良いけど、楽しくなくなって辞めてしまう人が多い。

 

それなら、40年かけて、少しずつでも、ずっと楽しくできる方がいい。

 

別にやりたくないときは、無理にやる必要なんてない。

 

楽しくなくなったら、そこで終わってしまうから。

 

だから僕は、できるだけ生徒さんに楽しく続けられるような教え方を心がけてる。』

 

 

 

この話を聞いて、確信したこと。

 

やる気がずーっと続く人なんて、ほとんどいない。

 

最初は誰だって、「やってやるぞー!」って意気込む。

 

でも、しばらく経つと、飽きてきて、楽しくなくなる。

 

最初から情熱を燃やしすぎると、どこかで絶対燃え尽きてしまう。

 

「やる気」なんて、当てにしてはいけない。

 

「やる気」は続かない。

 

「続ける」には「続ける」ことを意識する。

 

最終目標は、大きくていいけれど、

 

それを達成するための、1日の目標は、小さくていい。

 

とにかく、「続ける」こと。「楽しむ」こと。

 

楽しみ続けられる人だけが、続けることができる。